東海科学機器協会の会報

No.356 2015 秋号

会員だより 日曜大工

㈱佐藤計量器製作所 名古屋営業所 加藤三紀彦

7_1 ほとんどの方が経験されていると思いますが・・・。皆様『日曜大工』されていますか?
 自分が『日曜大工』と言えるものを始めたのは約16年前。キッカケは引っ越しでした。引っ越しを決めたときから、新居の各部屋にはどんなタンスやテーブルを置くか、誰の部屋にするか等話し合いが始まりました。
 そんな中、キッチン内のサイズに合う食器棚が無く、いろいろお店を回っても良いものが無かったので、あるお店でオーダー品になると幾らになるか聞いたところ、「10~20万円掛かる。」との店員の回答。すると「食器棚に10~20万円は高い。高すぎる!!」との妻の声。
そして、次の一言「作ろう!」と。(正確な意味は「作ろう!」=「作って!」ですが。)これが自分の日曜大工の始まりとなりました。
 ホームセンターで、クギ、ネジ、ヤスリ、ニス、ハケ、ノコギリ等々道具を買い揃え、材料である集成材は可能な限りホームセンターでカットしてもらい幅130㎝、高さ160㎝の食器棚を製作開始。
 引き出しや蝶番を付けての扉、ダボを付けての中間棚など初めての事ばかりで、要領がなかなか掴めずイライラしながら作っていた事と、遊び相手が出来なかった当時1才の子供に製作中の棚にお絵描きをされた事が思い出されます。ちなみにこの時の材料費58,000円でした。
 あれから16年…。
 月日は流れ、今では「邪魔しないでね」と子供から言われる自分。事あるごとに不都合を感じた妻の「作って!」との一言で、テレビ台や天井にまで届く靴箱、天井にまで届く棚、ベッド等々製作してきました。
そしてこれからも、妻の一言「作って!」が続くことでしょう。
 最後に、皆様『日曜大工』されていますか?

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