東海科学機器協会の会報

No.358 2016 春号

TKK新年懇親会

東海科学機器協会理事長 八神 基

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 松の内は明けましたが、皆さま明けましておめでとうございます。新年懇親会の始めにあたり、ひと言ご挨拶申し上げます。
 今年は、ひのえさる=漢字で丙申。申は申すです、この申に人偏を加えますと伸びる=即ち成長を意味します。糸偏で紳士の紳=ここにお集まりの皆さまです。示す偏を付けますと私・八神の神です。ですから今年は半分ばかり年男で、結構よい年となるだろうと期待半分で年始を迎えました。

 さて、昨年は3年に1度の展示会、第23回最新科学機器展を開催いたしました。この展示会では、先ずお客様へのお役立ちとして最新技術セミナーの企画を充実し、それに相応しいよう会場を変え、また会期もほぼ同時期開催の自動車関連の展示会とのバッティングを避けて6月上旬へ変更し、さらに一番の難題でもあった、何でも“東京一極集中”に抗っての開催でありました。結果は、会員皆さまの厚いご協力、並びにフジサンケイビジネスアイ様の全面的なサポートのお陰で成功を収めることができました。ここで、改めて感謝申し上げます。
 また、昨年11月には全国団体である日本科学機器協会の創立70周年記念式典が開催され、その席上にて岡野前理事長が永年に亘る当業界への貢献により経済産業大臣表彰を受けられました。なお、記念の「70年史」は4月中旬頃皆さま宛に配送されます。

 今年、TKKの主たる課題は5月の定時総会からの運営体制の若返りであります。戦後第2世代の高齢化が進み、第3世代へのバトンタッチがいま必要です。この移行を円滑に進めることが、TKKの未来展望を開く事へ繋がってまいります。4月には皆さまの元へ新しい執行体制をご案内いたします。どうかご賛同いただき、これからのTKKにご期待くださいますようお願い申し上げます。

 当協会の会員は、お互いが商売上のライバルでもあると同時にパートナーでもあります。自社だけではお客さまが抱える様々な課題の解決はままならず、お互いが協同し・融通し合って始めてお客様への真のお役立ちが叶うものと存じます。この“協同の場”提供することこそTKKの存在価値だと考えます。

 昔、宝塚歌劇団にこんな言葉があると聞きました“励んで・競って宝塚”。団員一人ひとりが自ら励んで、お互いに競い合って、共にもっと上を目指す。
 TKKの会員同士もヅカガールにあやかってと言うよりも彼女たちに負けることなく、励んで・競って、共に成長しながら、当地区の研究開発とモノづくりの基盤強化へのお手伝いを今年も整斉と努めて参りましょう。