東海科学機器協会の会報

No.284 2001 1月号

新世紀への思い

東海科学機器協会 理事 細居邦造(株式会社ダルトン名古屋支店)


 明けましておめでとうございます。
 「梅一輪、一輪ほどのあたたかさ」と厳しい冬から芽吹きの春への待ち遠しさは、古来より人々の変わらぬ 情感ではないでしょうか。
 今、21世紀を迎えて日本の経済も冬の季節から回復基調にと徐々に春の気配が感じられて来ましたが、未だ厳しい環境にあります。
IT関連、生命情報、地球環境関連等々、世紀末に芽生えた技術が新しい産業へと成長し、私たちの生活が、より豊かに、より便利に、より快適にと、より良い方向に大きく進み、一方、それぞれの文化の違いが互いに多方面 に作用しつつ、人類の調和と融合が進み、誤解や争いの無い社会に変貌して欲しいものです。
 新世紀での私たちの役割は、高次の夢と希望と哲学を持ちつづける事で、一つでも多くの夢を実現し、次の世代に良い形で引き継いで、輝きある21世紀作りの一翼を担う事と思います。
 本年もよろしくお願い申し上げます。

11-12