東海科学機器協会の会報

No.302 2004 秋号

[ TKK釣り大会レポート ] 天災にもめげず開催!

釣り部会委員長 (資)昭和理化 山岸 晃


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今回の釣り大会ほど開催を憂慮する年はありませんでした。日本中に多大な被害をもたらした度重なる台風の襲来、併せて予期もしない紀伊半島沖の二度の地震に人々を震撼させ、間近に迫った開催日を危ぶむには充分な出来事ばかりでした。自然現象下において両者とも海が及ぼす影響は計り知れず、開催日の気象を祈るような気持ちで過ごしました。幸いにも当地では大事に至らず、予定通り大会を迎えることが出来たのをこれほどうれしく思われたことはありません。安心感を確保してこそ、この釣り大会が参加された方々の親睦と癒される心を与えられるものと再認識させてくれました。
 開催日は天気に恵まれ、波も穏やかで絶好の釣り日和になりました。ここ豊浜港での開催は5年ぶりです。その頃を振り返りますと、とても多くの家族連れの方々が参加されてとても賑やかだったことが思い出されます。年々参加者は減少の一途を辿り、少々寂しい雰囲気であることは否めません。
魚釣りが趣味でない方にはとても残念な催しかもしれませんが、「海が見たい!」と想われる方でも気軽に参加出来る、海と対話する楽しい会になれたらと思わずにはいられません。
 大会結果は別表の通り中央理化器製作所、後藤様がハゼの部で往年の強さを発揮して優勝!他魚の部は名古屋科学機器の佐藤様が大物アイゴを釣果して優勝されました。
奮闘!おめでとうございます。
 私達TKKの行事は本会を含め、会員、社員、家族を交えた福利厚生を念頭に行革を重ね画策してまいりましたが、今年度より行事運営の一助を参加会員の方に担っていただくこととなりました。前年度ハゼ部優勝の昭和理化、山之内様と他魚の部優勝の八神理化器製作所、水野様にお手伝いしていただきました。心より感謝申し上げます。皆様の温かいご協力によってより親密な部会として育んでいけるものと信じております。会の終りに参加されました方々の帰路の無事を祈って委員の各務理事、事務局吉田様と共にお見送りいたしました。