東海科学機器協会の会報

No.323 2008 冬号

東海科学機器協会 創立55周年記念行事を終えて

55周年事業委員会委員長
八神 基


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本年、当協会が創立されてより満55周年を迎えるにあたり、一昨年来記念行事の開催に向け準備を進めてまいりました。実は当委員会の総指揮は故小澤副理事長が当たることでスタートしたのですが、期中ご本人の体調不良により私へ代役が申し付けられた経緯がありました。その後は皆さまご承知のように昨年9月に逝去されてしまい、この55周年を共に祝うことが叶わず無念さがこみ上げてまいります。

去る5月に開催されたTKK第55回定時総会の終了後、名古屋観光ホテルにて第一弾としての記念式典を執り行いました。5年前の50周年記念式典では、全国から各地区科学機器協会の代表の方をお招きし、記念講演としてトヨタ自動車の当時副社長であらせられた渡辺捷昭様にお話をいただきました。このような10年単位での賑々しい周年行事とは異なり、5年単位となる今回は「内輪」での式典に徹し、日本科学機器団体連合会の入江理事長をお迎えしての永年勤続表彰をメインに、会員各社からも大勢の社員さんの参加をお願いして「気さくさ」をポイントに行われました。実行委員長の各務さんのセンスが光る思い出深い式典でした。 先日11月7・8日には記念行事の第二弾として、旅行が開催されました。各務さん・小田さんの名采配によって、気持ちのよい旅の二日間が共有できました。参加者が計画人数より少なく、一寸拍子抜けではありましたが、名旅館に宿泊でき参加者一同深く心に残る旅ができました。

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次は2013年、5年後の60周年となります。ヒトでは還暦。さらに一回り充実したTKKとして5年後を迎えたいと存じます。景気動向が心配な時期がいま暫く続くでしょうが、無事に“還暦”を迎えられるように気合を入れてまいりましょう。