東海科学機器協会の会報

No.357 2016 新年号

平成28年の新春を迎えて

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東海科学機器協会理事長 八神 基

 東海科学機器協会の会員の皆さま 明けましておめでとうございます。
 平成28年、2016年の新春を希望に満ちてお迎えになられたここと存じます。
 昨年は終戦から70年、また私どもの全国団体であります(一社)日本科学機器協会も創立70周年を迎えた記念すべき年でした。

 昨年11月16日には、その70周年式典と祝宴が帝国ホテルを会場として開催され、ご来賓を始め、全国から会員が参集して厳かの中にも賑やかに執り行われました。

 TKKでは、昨年での特筆すべき事業として先ず第23回最新科学機器展の開催が挙げられます。会場を変え、開催期日も4月から6月へと変更し、展示会そのものも東京一極集中への傾斜が強まっている中、それに敢えて抗しての開催で、その成功が危ぶまれましたが、会員皆さまの力強いご支援のお陰で、すべての企画が成功裏に終始いたしました。心より感謝申し上げます。

 この最新科学機器展の他には、1月の新春懇親会、2月のボウリング大会、年度が改まって5月の定時総会、6月の技術研修会(展示会時)、8月のファミリーイベント、10月の野球大会と11月での見学会を開催し、それぞれ円滑に執り行うことができました。これも偏に会員皆さまのご支援あってこそと深く感謝申し上げます。

 一方、これらの行事にご参加いただけないお会員会社もいらっしゃいますが、TKKの一連の行事は会員の皆さまに広く開かれています。
どうか今年からは気軽に進んでご参加いただきますようお願い申し上げます。

 さて、今年はTKKの役員改選の年です。「役員は改選時において70歳を超えない」とのTKK役員定年制を遵守し、事業運営のバトンを次世代へ円滑に渡すことが私の責務である旨、再三お話してまいりました。

 TKKの2,3期先を見て、パワフルにTKKの事業執行が叶う布陣を今年の定時総会に際してご提示いたしたく存じています。どうか今年春からの次年度新体制にご期待くださいますようお願い申し上げます。

なお、会員増強につきましては、昨年末時点で会員数105社です、皆さまご存知のように110社を当面の目標として掲げています。皆さまのお取引先・ご関係先の中から当協会への入会候補会社さまをご推薦いただきますようお願い申し上げます。この会員増強はTKK会員の1社1社さまのお力添えがございませんと、「当面110社の目標」は“画に描いた餅”となってしまいます。是非とも入会候補先を平生からお気にお掛けいただき、理事または事務局までお声をお寄せいただきますようよろしくお願い申し上げます。

 今年の干支は申、西暦年を干支の数=12で割って余りが出ない年です。逡巡することなく、スパッと割り切って前へ進んで参りましょう。どうか、この一年が会員の皆さま、ご一社ご一社にとりまして、佳き年となりますことをお祈りしつつ新年のご挨拶といたします。