東海科学機器協会の会報

No.357 2016 新年号

(一社)日本科学機器協会

創立70周年記念祝賀会に参加して

東海科学機器協会副理事長 高木裕明

8_1 (一社)日本科学機器協会 創立70周年記念祝賀会が平成27年11月16日(月)午後2時より帝国ホテル(東京)3階富士の間にて開催されました。当日は全国の科学機器協会会員企業はじめ官公庁、関係機関、学会、大学関係者など含め総勢498名の参加者を得て盛大に開催されました。祝賀会は第一部が記念講演会、第二部が式典、第三部が祝宴と三部構成で実施されました。

 まず、最初の講演会ではJAXA宇宙航空研究開発機構の的川泰宣氏から『「はやぶさ」から「はやぶさ2」へ ―日本の宇宙展望―』との演題で「はやぶさ」の打ち上げから小惑星「糸川」でのサンプル採取、そして帰還までのJAXA内部での実体験による苦労話やウラ話など大変面白くお聞きすることが出来ました。そして現在、第二号機の「はやぶさ2」が次なる小惑星1999JU3こと「Ryugu」に向けて順調に飛行を続けているとのご紹介があり、最後に我々に伝えたい事として『1.日本のモノづくりの素晴らしさ 2.適度な貧乏と未来への高い志』の二点を挙げられ、ご降壇されました。

8_2  第二部の式典では、まず最初に国歌斉唱し、役員物故者への黙祷に続き、矢澤会長より式辞が述べられました。昭和20年12月に日本理化学機器協会として発足し今日まで発展してきたこと、そしてこれからは新アベノミクス政策に沿い、アカデミアのイノベーションを支え、そして科学技術の力で研究開発に貢献し経済発展を実現しようと力強いご挨拶がありました。会長の式辞に続いて林幹雄経済産業大臣の祝辞(佐脇課長代読)、馳浩文部科学大臣の祝辞(渡辺課長代読)、そして東京理科大学学長の藤嶋昭氏よりご祝辞を頂戴しました。その後、長年に亘り協会に貢献された役員、関係者、関係企業に対し表彰状が授与されました。東海科学機器協会関係では、前理事長の岡野忠弘氏が経済産業大臣表彰の栄に浴されました。心よりお祝い申し上げます。

第三部は2階の孔雀東の間に会場を移し祝宴が行われました。開宴に先立って当協会 八神理事長(日本科学機器協会 副会長)より開宴のことばとして70周年のお祝いのご挨拶があり、引き続き矢澤会長のご挨拶、そして(一社)日本分析機器工業会の栗原会長の力強い乾杯のご発声で祝宴がスタートしました。祝宴の半ばには木遣り(祝い唄)のアトラクションなどもあり大いに盛り上がりながら、午後7時半にお開きとなりました。

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