東海科学機器協会の会報

No.357 2016 新年号

JET10月度研究会

㈱テクノ西村 西村幸洋

11_2 「経営者向けコンプライアンス講座」
講師:弁護士法人 名古屋総合法律事務所
   弁護士 岬 宏美先生
日時:平成27年10月21日(木)

“コンプライアンス”とは、要求・命令などに従う事。
 数年前よりこの言葉が社会にてささやかれ始めました。
 その起因として、利益・営利性>コンプライアンス、誤った解釈、隠ぺい、事後規制社会、環境の変化といろいろですが、それに対する影響は大きいものです。
 信用失墜・行政からの罰則と処分・賠償請求と訴訟…。

 対策としては、意識改革・体制の整備・更にその啓蒙活動と言った形です。
 元々、業界・各会社内においての“規則”は決められてはいますが、その“規則”が法に準じている事と、その時その時の社会変化及びモラルにマッチングしているのかを定期的に確認しなければならないことが必要と改めて感じました。

 また先生の体験より、システムを構築する事が目的となってしまい、経営層⇔従業員間の温度差が大きかった事が“コンプライアンス違反”を起したことも聞きました。
上層部に悪い情報が上がってこない体制、もみ消す・公表しない事を改め、責める事より一緒に考えることが大事とも聞かされました。
身に染みるお話、有り難うございました。

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