東海科学機器協会の会報

No.357 2016 新年号

会員だより 大阪→名古屋

㈱サンプラテック 名古屋支店 繁田大輔

15_1 サンプラテック名古屋支店の繁田大輔と申します。どうぞよろしくお願い致します。
 2015年11月に大阪本社から名古屋支店に転勤となり、現在まで25年間大阪で生まれ育った私は、新天地に期待を膨らませておりました。
 しかし、こちらに住居を移して早々、危険運転をしたと因縁をつけられ怖い人に怒鳴られたり、飲み屋で知り合った美女にビジネス勧誘されたりと名古屋の洗礼を浴びせられました。
 そのような形で名古屋デビューの出鼻を挫かれた私ではありますが、自身の肌に名古屋の環境があっていると感じており、今もなお仕事もプライベートも名古屋の街、名古屋市民に溶け込もうと日々を過ごしております。
 名古屋と大阪は新幹線だと約1時間で繋がっており、国内でも比較的近い距離に位置しているのに対し、環境が全く違っており、違和感を覚えることが多々あります。

 こちらにきて一番驚いたのは、名古屋の人々はどんな状況であれ、信号を守るということです。大阪では、誰しもが一度は耳にしたことのある「青は進め、黄色も進め、赤は気をつけて進め」という出処不明の有名な言葉があるように大阪人は信号ではなく車を見て、歩行可能かどうか判断する傾向があります。実際,私自身も幼いころに「本当に急いでいる時は信号を無視することも必要だ。」とあまり筋の通らない教育を受けた記憶があります。それに対し、名古屋の人には交通量の少ない横断歩道でも青に変わるまで待ち続ける市民性があり、感動さえ覚えました。
 地元愛というものを忘れず、名古屋に触れていくことで良い化学反応を起こせたらと思っている次第でございます。
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