東海科学機器協会の会報

No.349 2014 新年号

2014・年頭所感

04-1東海科学機器協会 理事
各務 隆弘
 朝日テクニグラス株式会社

 新たな年の始まりです。TKK会員の皆様には季節の祝辞を申し述べさせて頂きます。
 昨年も筆舌に尽くしがたい様々な出来事がありました。世の中のまさに目まぐるしい狂騒活動が世界中で日々の連続として歴史が刻まれています。

 毎年の事ですが、わが国でのお正月の数日間は喧噪もない、穏やかな時間が過ごせる憩いの時間でもあります。また人によっては長期休暇を自らの趣向に従って積極的に行動される方も多岐にわたります。
 一年の節目を意義ある時間にしたいものですが、皆様の今年のスタートはどのように過ごされたのでしょうか。

 さて、経済環境も昨年一年で随分な変革を見てきました。円安株高は経済政策の誘導方向として一定の効果を上げています。これに伴い一部国民の享受する質量も10余年越しに味わう美味でもあったことでしょう。問題は今年その延長線がどのように延伸するかにかかると思います。階層的偏りのない、更に副作用のない幸せな浸透を期待したいところです。

 業界に目を移せば、昨年はご承知の如く、我が東海科学機器協会も創立60周年を迎え、この機会に様々な周年事業が早くから企画され、用意周到に実施されてきました。担当委員の方々の献身的な働きにより各事業は会員の皆様の絶大なご参加を得て好評裏に終了することができましたのも特筆すべきでした。

 60年の経過は、さまざまな歴史に彩られながらも進化形として評価されます。温故知新の如くこれからの歩を進める礎石でもありますが、今後さらに時間軸と共にあらゆる事柄が新陳代謝を繰り返し、業界や会員会社の発展の展望を示唆するところに励みたいものです。

 その一環ではありますが、事業改革委員会では本年度、新規会員勧奨を実施しています。
 当会も会員に有用なメール配信はじめ、会報の発行、年間行事の充実を図るなど、会員のCS度アップを念頭に日々事業改革に取り組み会員の情報収集や相互の情報交換の場を提供しています。会員各社がお持ちのネットワークで業界、業際から新規会員勧奨先をご紹介下さるようお願い申し上げる次第です。

 最後に、会員各社の本年が昨年にも増してより良き一年になりますよう、共に祈念してまいりたいと思います。