東海科学機器協会の会報

No.349 2014 新年号

会員だより 母校でのサッカー指導

ヤマト科学㈱名古屋支店販売2課 黒田 純

17-2ヤマト科学株式会社の黒田と申します。私は3年前より北陸三県の担当をしており、TKK会員の皆様とはあまり面識がありませんが、現在、私の生活の一部となっております小学生へのサッカー指導についてお話したいと思います。

 私は小・中・高とサッカー部でした。高校卒業後は就職するまで殆どサッカーに関わることが有りませんでしたが、ある日、一本の電話から生活が一変しました。その電話とは小学校時代にサッカーを教えていただいておりました恩師から「年齢も年齢なので、そろそろコーチを引退しようと思うから引き継いでもらえないか?」との依頼でした。当時、北陸担当になったばかりで回答は一次保留させていただきましたが、ただ何となく毎日を過ごしているだけではいけないと思い、コーチを引き受ける事にしました。

 毎週土曜、日曜のAM10:00〜17:00まで母校のグランドで教えております。最初に私が担当することになったのは、幼稚園・保育園の年長と小学1年生でした。近年はナデシコジャパンの活躍により、私たちの時代には考えられなかった女子選手も数名在籍しております。私の学校は最初に受け持った学年が卒業するまで一貫して一人のコーチが教えます。コーチにより指導方法はまちまちですが、私は、とにかく楽しくプレイしてもらいサッカーを好きになってもらうことを目標に教えております。

 指導を始めて3年になりますが、昨年まではなかなか勝つことが出来ませんでした。しかし今年の大会で春・夏と優勝をすることができ、子ども達の成長を確認し非常に嬉しかったです。さらに嬉しかったのは、先日なんと、ブラジルの某有名クラブの日本アカデミーの方と面識を得ることができ、教え子に興味を持ってもらえ、今後経過を観察して行くことになった選手が自分の教え子から生まれたことです。子ども自身の能力が大半を占めますが、コーチを続けてきて誇らしく思えました。

 今後も、サッカーを楽しんでもらえるよう、仕事に支障が出ない範囲で子ども達を教えていきます。

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