東海科学機器協会の会報

No.349 2014 新年号

新年挨拶

東海科学機器協会 理事
高木 裕明
 伊勢久株式会社

06-1 新年明けましておめでとうございます。
 会員の皆様におかれましては、ご家族お揃いで楽しいお正月を迎えられたこととお慶び申し上げます。

 さて一昨年暮れの衆議院選挙において自民党が政権に復帰し、第二次安倍内閣が発足しました。その後の我が国の状況が大きく変わったことは、ここで申し上げるまでもありませんが、あの円高、株安など六重苦、そして最悪のデフレ状況が政権交代による政策の変更(所謂アベノミクス効果)だけでここまで一変するとは誰が考え得たでしょうか。今年はTPP問題、消費税増税など乗り越えなければならない課題が続きますが、いたずらに政権批判をするのでは無く、痛みも甘受しつつ景気を盛り立てていくのが産業界の使命ではないかと思います。まだまだ成長戦略は道半ばですが、今年の安倍内閣の改革に期待したいと思います。

 又、昨年は素晴らしいニュースが舞い込んできました。2020年に再度東京でオリンピックが開催されます。前回の東京オリンピック、私は小学6年生でしたが、開会式など鮮明に記憶していますし、東洋の魔女と言われた女子バレーボールチームのソ連との決勝戦など本当に興奮したことを覚えております。6年後に日本の子供たちに同じ感動を味わってもらえるのは本当に素晴らしいことだと思います。

 そして2027年にはリニア新幹線が東京・名古屋間で開通します。昨年の60周年記念講演会でのお話しの通り世界最高の技術で世界中の人々を魅了してくれることと今から期待し興奮致します。これからも我が国は科学技術で世界をリードしていかないといけません。

 今年も皆様と共に我が国の科学技術の振興に少しでも貢献出来るよう頑張っていきたいと思います。
 本年も宜しくお願い致します。