東海科学機器協会の会報

No.296 2003 夏号

[ かきゃ~あんたも ] 会報編集委員退任ご挨拶

(株)ヤガミ 大伴 義孝


15-14 このたび当誌編集委員を退任することとなり、委員最後の特権を利用して、ひとことご挨拶させていただきます。思い起こせば新卒入社早々に会報編集委員を拝命し、約7年間「TKK会報」の編集に携わらせていただきました。最初は自分の会社のことも理解しきれていない状態であったため、協会のことなどチンプンカンプン。ましてや社内では社長・役員クラスの方々の中で、学生に毛の生えたような当時の私にとって、委員会への参加は正直苦痛なものでした。初めての名刺交換で、慣れぬ手つきでいただいた名刺に“代表取締役”・“専務取締役”といった肩書きが並んでいるのを見て、ビビリあがったのを今でもはっきりと覚えています。
 しかし、そんな私に対しても当時の岡野委員長はじめ委員の方々は非常に親切で、一委員として対等の立場で接してくれました。いろいろな話を聴かせていただく機会も多く、編集委員としてはもちろんのこと、協会役員として、一経営者として、父親として、はたまたクラッシック・五行歌・ビートルズといった趣味人として、広く深い話題は大変刺激的でした。またその一方で、協会を裏で支える事務局の方々の並々ならぬご苦労・ご尽力を目の当たりにし、今日のTKKが多くの方々の流した汗によって築かれていることを学びました。そうした中で月1回の委員会への参加は、いつしか苦痛から楽しみへと変わっていきました。
 そんな委員会を去ることは、いささか寂しい気もしますが、今後は一会員としてTKKの発展にささやかながらも貢献できればと思っております。他の会員の皆様におかれましても、今後ともこの歴史ある「TKK会報」へのご理解とご協力、そして何よりもご投稿を心よりお願い申し上げます。