東海科学機器協会の会報

No.296 2003 夏号

[ TKK創立50周年記念事業レポート ] 東海科学機器協会創立50周年記念行事を終えて 創立50周年記念式典

東海科学機器協会 副理事長 八神 基


5-113
 限られた予算で50周年記念行事をどう構成するか、50周年事業委員会は平成14年9月の第1回検討会以来、10回にわたり無い金と無い知恵を絞りながら、侃侃諤諤あれこれと悩みながら開催してきました。
 最終の打ち合わせが6日前の5月7日、遅い時間まで委員の皆さんに集合していただき、やっと会場内での進行の要領が完成しました。記念講演会の講師も、ノーベル賞受賞者を対象に当たるもすべてダメ。その他2~3人の候補者も当日都合つかずで、最終的に知人のマスコミ関係者のパイプでトヨタ自動車の渡辺副社長にOKいただいたのが3月末でぎりぎりセーフでした。記念誌に関しては会報編集委員会へ無理なお願いをいたし、何とか当日に間に合わせて発刊いただきました。
 協会内外の多くの方々のお力を借りながら、なんとか大きな落ち度なく記念行事を実施することができ、ただただ感謝の気持ちで一杯です。
 当日は、式典の受け付け、来賓の応接から始まり、理事・監事の皆さま、また理事長会社の吉田さんとお手伝いいただいた2人の女子社員の方々、ありがとうございました。皆さまの分担作業の完遂に対する責任感なくしては、当日あれほどには円滑に運営できなかったと思います。行事進行中にも薄氷を踏む思いをする場面もありましたが、なんとかボロを出さずにやり繰りすることができました。これも会員全員の方々、また当日受賞された会員会社社員の方々の協会への温かいまなざしがあったればこそと、改めて感じ入っています。
 50周年記念事業の計画のなかで、記念旅行が未だこれからの予定としてございます。行く先は上海、時期は当初9月上旬の上海科学機器展の参観を主目的として実施計画いたしておりましたが、SARSの発生によりこれを延期し、11月の別の工業系展示会開催時、もしくは来年への延期をする旨、当日開催された第50回定時総会で承認されています。SARSの終息状況を見ながら、然るべき展示会などの開催時期と併せ計画をしてまいりますので、今しばらくお待ちください。楽しい有意義な記念旅行といたしたく、旅行実行委員会の皆さんは腕まくりしています。乞うご期待!!


東海科学機器協会 理事 木下 実


 午後3時の受付開始にも関わらず、受付場所は既に多数の表彰者の熱気であふれておりました。役員会社から女性2名の応援を得て、スムーズに受付が進み、定刻近くには来賓の方々もご来場になりました。
 今回創立50周年にあたり、表彰者は協会功労表彰4名、永年勤続表彰85名です。ご来賓の方々は愛知県、名古屋市、各地区科学機器協会、JET,日本液体清澄化技術工業会、日本工業新聞社、PRエンタープライズ社を交え総勢約170名にて定刻3時30分、式典は開始され、岡野理事長の式辞に始まり表彰式が執り行われました。
 今回より協会功労表彰及び、永年勤続30年以上につきましては日本科学機器団体連合会会長表彰、永年勤続10~20年・20~30年につきましては東海科学機器協会理事長表彰となりました。
 始めに、協会功労者の日本科学機器団体連合会会長表彰に八神順一氏、間宮收氏、岡野忠弘氏、木下実氏が受賞されました。続いて30年以上永年勤続優良従業員表彰の19名の氏名が読み上げられ、代表として保秀理化の五十嵐久雄氏が表彰状を受賞されました。引き続き東海科学機器協会理事長表彰に移り、永年勤続表彰20~30年勤続の30名の氏名が読み上げられ、代表としてオザワ科学の大口建治氏が受賞されました。さらに永年勤続表彰10~20年勤続の36名の氏名が読み上げられ、代表として柴田科学の足立純子さんが受賞されました。表彰式の最後に表彰者を代表して日陶科学の大藪雅喜氏が前に進み、力強く謝辞を述べられました。
 引き続きご来賓の愛知県知事代理、名古屋市長代理の方々から祝辞をいただきました。続いて日本科学機器団体連合会、入江照四会長よりご挨拶をいただきました。
 最後に関係各位よりの祝電が披露され、司会者より閉式の辞にて創立50周年記念式典が終了しました。
6-112