東海科学機器協会の会報

No.304 2005 新年号

「再生の年」の初めに誓うこと

東海科学機器協会副理事長
八神 基(株式会社ヤガミ)


info_p02_03あけましておめでとうございます。
 今年で私は満60歳の還暦となります。最近、還暦の別称に「華甲」があると知りました。古人は言葉遊びの才に長けていて、華の字を分解すると六つの「十」と一つの「一」になる。甲はきのえで十干の最初、「華甲」で数え年61歳を表すのだそうです。
中国古代の陰陽五行説の十干に十二支を配し60種の組み合わせから暦を作り、その一巡で還暦、すなわち振り出しに戻る。
 いよいよ、還暦=華甲を迎え、ここから再び生まれ変わることとなります。但し、今回は自分の意志でこれからの生き方を選択できるようになる、その最初の年です。
 人間は誰しも未完成のままでこの世に生を受け、試行錯誤と模倣を繰り返して60歳に至り、その後からは選択した全てに自己責任が問われることとなります。
 改めて肝に銘ずべき言葉
  挑戦のない所に 信念は生まれない
  信念のない所に 計画は生まれない
  計画のない所に 実行は生まれない
  実行のない所に 成果は生まれない
  成果のない所に 幸福は生まれない
 以上、「再生の年」の初めに当たり、己に対して誓いを立てます。
 わが東海科学機器協会の事業活動に対しても同様な気持ちで取り組んでまいりますので、どうぞご助力・ご協力いただきますことをお願い申し上げます。

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