東海科学機器協会の会報

No.314 2007 新年号

めぐりめぐって

東海科学機器協会副理事長 
八神 基(株式会社ヤガミ)


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 あけましておめでとうございます。
 今年は十二支の殿を務める亥=猪の年です。当協会はこの5月で日本理化機器商工会東海支部としての設立以来、55年目を迎えることとなります。初代支部長は島津製作所の樋口仙冶支店長でした。第二代同岡部弥助支部長、次いで吉永正支部長、そしてこの間の昭和35年5月に現在の東海科学機器協会として衣替えをして爾来、第四代は八神順一、伊丹寛一さま、津坂武昌さま、そして現第七代の岡野忠弘理事長へと連なっています。
 4年前の平成15年には賑々しく50周年の記念事業を行いました。つい昨日の出来事のように思います。トヨタ自動車の渡辺現社長に記念講演をお願いしての記念式典には、日本科学機器団体連合会の入江理事長はじめ各地区理事長そろってのご参列をいただきました。また上海への記念研修旅行も思い出深く参加者の胸に刻まれています。
 さて、当地は他の地区からは名古屋圏経済の好況を羨まれますが、必ずしも全ての業種・事業会社に日が射しているわけではありません。好況の中にも格差はあります。現にTKKの会員数も減少の一途をたどって来ていました。これに危機感を持ち、役員会では昨秋以来、会員増強の運動を精力的に展開してまいりました。その結果さし当っては、10社近くの会員候補会社をあたらしく迎えられそうです。新年早々喜ばしいかぎりです。
 去るものあらば来るものあり。十二支の末尾である亥年が皆さまに幸いの多きを運び、めぐりめぐって、十二支先頭の子年へと難無きように引き継がれて行く事を祈りつつ。

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