東海科学機器協会の会報

No.314 2007 新年号

新年07年を寿ぐ

東海科学機器協会理事長
岡野忠弘(名古屋科学機器株式会社)


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00_02 新年明けましておめでとうございます。豊かで明るい新年をお迎えのことと存じます。  
 さて、昨年は第20回最新科学機器展が会員諸氏の絶大なご支持のもと、成功裏に終了いたしました。成功の理由の一つに、皆様の支持は勿論ですが、中部経済産業省のサポートも大きな力となりました。産 官 学 を取り込んでの新しいビジネスの創造であります。多くの大手企業は産 官 学の取り組みは早くから行なわれており、東京での全国科学機器展の発表の場が提供されています、(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構の発表がそれであります。遅まきながら最近これの中小企業を対象にした「戦略的基盤技術高度化支援事業」が設定されました。
 日本の「モノ作り基盤技術を担う企業」を育てようとする政府の施策であります。一度お近くの大学、公的な研究所をのぞかれますことをお勧めいたします。なお、「技術がないから」とのご懸念は無用であります。自社の強みを掌握され、あたってご覧ください。考える人、作る人、「売る人」がいて経済が回るのです。おそらくそのようなお仲間に入りますと、皆様の日常の仕事が生きてきます。
 我々の業界は諸先輩が自ら努力され、業界を作ってこられました。今回は政府や行政がしっかりバックアップしてくれます。こんなチャンスはまたとないことです。今年が新しい業界スタートの年であると共に更なる躍進の年となりますことを祈念いたします。