東海科学機器協会の会報

No.320 2008 春号

[ TOPICS ] 2月度JET研修会レポート

11011

場所:安保ホール 401号室
日時:2008年2月13日(水)18:30~21:00
当番幹事:伊丹 中村

2008年2月13日(水)に、去年9月に行われた「JET会員の会社説明会」の第二弾として2月度研修会を毎回おなじみとなりました名駅安保ホールにて開催しました。JET会員10名、設楽参与もご参加もいただき、合計11名での研修会です

 今回のテーマは前回9月研修会の続編、JET会員相互の会社案内及び説明会。お互いの仕事内容を分かり合いよりよい活性化(質の向上)につなげる事。「経営者相互の会社づくり構想」をより具体化した会社づくりのめざすべき姿や方策、時には改革の推進事項等をハヤシ化成(株)・林様、(株)テクノ西村・西村様、名古屋科学機器(株)・岡野様の3名に講師となっていただき、プレゼンしてもらいました。

 サンプルを交えて取扱商品の説明していただき、講習会を定期的に開いて会社内外の方達と広く意見の交換をして見聞を広められています。ISO9001への取組み、企業理念、管理監督者への教育研修を通じた上司サポートの向上等が話し合われ、上司・同僚によるサポートの重要性が示されました。職場のメンタルヘルス対策を成功させる5つのポイントとして、ハヤシ化成(株)林様より(ハヤシのハナシ)

(1)売上100万あげるより―ともだち10人、つくりたい

(2)悪いトコロをつつくより―よくする方法、考えたい

(3)言葉で説得するよりも―行動で気持ちを示したい

(4)ミスをしない人よりも―きちんとリカバリーできる人になりたい

(5)一人で抱え込むよりも―上手に頼れる人になりたい

 ワーク・ライフ・バランス(仕事と家庭、地域生活、個人の自己啓発など様々な活動について、自らが希望するバランスで展開できる状態)、仕事と家族間の葛藤(ワーク・ファミリー・コンフリクト)や、仕事と家庭のストレスの相互作用(クロスオーバー効果)などを通じて、職場のメンタルヘルスには家族(家庭)によるサポートが重要であることも述べられました。

 さらに、ワークエンゲイジメント(仕事に誇りを感じ、熱心に取り組み、仕事から活力を得て生き生きしている状態)とワーカホリズム(強迫的に一生懸命働く傾向)について論じられ、ワークエンゲイジメントは社会全体の活性化につながることから、エンゲイジメントを上昇していくことの必要性等が述べられました。

職場のメンタルヘルス対策の先端の取組み方を学ぶことができ、大変有意義な研修になりました。