東海科学機器協会の会報

No.320 2008 春号

[ 会員だより ] 家族との余暇

08011タイテック(株)名古屋TSC.
辻 克哉


殆どの休日を家族と共にすごしていますが、お金を掛けずに大人も子供も楽しめる余暇としまして、海釣りに行くことがあります。

釣り場所は、9歳の娘と5歳の息子が安全に遊べるところに限られますから、もっぱら名古屋港海釣り公園ばかりです。名古屋港海釣り公園とは、知多半島の新舞子にあり、知多提とも呼ばれています。いや“知多提は名古屋港海釣り公園とも呼ばれています。“が正しいですね。知多提は伊勢湾台風の甚大な被害の反省から、伊勢湾台風級の高潮を想定し高潮防波堤として建設され1330mと長大な長さを誇ります。1330mの距離を頑張って歩いて知多堤の先端まで行けば、船に乗らずともちょっとした沖釣り気分を味わえたりします。

防波堤の形状と言いますか、釣り場についてうまく表現ができず申し訳ないのですが、南向きの上段(2階)と北向きの下段(1階)とありまして、1階は2階のモルタルの床面が屋根となり直射日光や雨風も防げて快適です。ゆっくりお弁当を食べてゴロ寝をしながら休憩なんかもできます。この事から、1階に子供連れのファミリーが多く、2階に釣りマニアが多いようです。

釣れる魚は、春はメバル、アイナメ、夏は、クロダイ、マゴチ、サッパ、ゼンメ、秋は、クロダイ、セイゴ、冬はアイナメ、メバル、アナゴ、カレイなどです。ウチの嫁さんは魚をさばくことが出来ますので、釣った魚は刺身で食べることが多いです。特にコチの刺身はコリコリ・アッサリで上品な味わいで、予想外に美味く印象的でした。ただし、コチのヒレは手を切るほど鋭く皮も厚く、さばく嫁さんは大変そうでしたが……。

アクセスは公園へ直行する公共交通機関は無く、徒歩で名鉄常滑線古見駅から徒歩(2.5km)30分以上かかります。小さな子供を連れ、釣り道具やお弁当など重い荷物を持ち2.5kmも歩いてはいられませんからアクセスは車しか考えられません。車で西知多産業道路朝倉インターを右折し、すぐ突き当たったところを左折。西知多産業道路と平行に5分ほど走ると長浦インターチェンジがあります。その下を右折すると海釣り公園に出ます。

大きな駐車場も完備しており、駐車場の入り口に踏切ゲートがあり有料で1日500円とられます。まあ1日遊べる事を考えると安いものです。園内には管理棟という建物がありまして、清潔な水洗トイレなどの設備も自由に使用できます。

1つ注意点としまして、屋台や出店などで軽食やジュースなど販売されていますが、ゴカイや青虫など釣り餌は一切売っていません。皆様も、釣具屋さんで事前に餌を購入してから、名古屋港海釣り公園にお出掛けされてみては如何でしょうか。