東海科学機器協会の会報

No.313 2006 冬号

[ トピックス ] 全日本科学機器展 in 東京 2006

東海科学機器協会理事長 岡野 忠弘


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 06年11月29日から3日間 東京ビッグサイトで全日本科学機器展 in 東京 2006 が開催された。入場者数も前回を上回り、5万有余の来場者が来場された。コマ数は前回より多くなり、特に官庁の積極的な参加が目に付いた。産 官 学 の融合、強調を如実に物語っている。またアジアの台頭もタイ、韓国、台湾もそれぞれブースを持ち積極的に来場者に呼びかけをしておられる。
 この展示会の前夜 このたび京都科学機器協会理事長で堀場製作所 最高顧問 堀場雅夫氏が世界的な米国での展示会「ピッツバーグコンファレンス」において「ピッツコン・ヘリテージアワード受賞」の記念式が行われた。この賞はベックマン、ヒューレットパッカード、メトラーなど著明な分析、計測の企業家が受賞しているが、今回アジアでははじめての受賞であり、科学団体連合会の主催で開催、多くの著名人、尾身大臣をはじめ政府の関係者もお祝いに参加していただいて盛大に行われた。
さて、展示会は各社とも熱心に来場者の説明におわれておられ、さすが東京での展示会を意識付けられた。初日の夜はアジア各国の理化学業の代表者が集いASIC懇親会が開催され、来年の韓国での開催が決定された。アジア市場の台頭はエレクトロニクス、自動車など日系企業の進出とともに日本との関係がふかくなり、一方ヨーロッパ、アメリカの売り込みも盛んのようである。
来年は大阪での開催、すでに大阪科学機器協会も展示会に向けGOサインがでたようである。

アジアマーケットの拡大
輸出の増加
業界も国際化が要求されている
今 海外に目を向ける
将来の業界のために

科学機器は地方にも
恩恵が
わたり始めた
大学 研究機関が
目を地元に向け始めた

堀場雅夫氏の栄誉は
業界のほまれ
その栄誉を
さらに発展
次に続こう