東海科学機器協会の会報

No.313 2006 冬号

[ 会員だより ] 大切な人生、有意義に

(株)尾張屋 水野 公子


12_019
「今年も早いもので、もう、一年が過ぎてしまいますね」こんな言葉が毎年、暮になるとついついロから出てきてしまう。そして、この一年を振り返ってみて、何かためになることしただろうか?何か心残るものがあったであろうか?疑問を投げかけてみると毎日のことに追われ、いつの間にか時間だけが過ぎてしまったかのようだ。
 年頭に取りあえず一年続けてみよう!と始めた事がある。「唯識学」という講座で10年程前にも一度、覗いたことがあるのだが途中でへこたれてしまった経緯がある。もう一度、再チャレンジ!!ということで毎月1回、奈良まで出かけて一年がたちました。講義の内容はとにかく難しい。でも、一緒に講義を受けている老若男女の方々に励まされ、とにかく一年続けられた自分に拍手を送りたい。興味ある方、「クオリア入門」茂木健一郎著、「唯脳学」養老猛司著など一度、読んでみてください。
 最近、週末にはなるべく自然の多い所をチェックして出かけています。そして「日帰り入浴可」なんて看板を見ると、温泉気分を味わいにドレドレと入ってみます。私なりに満足した所は三重の湯ノ山温泉、長野の小渋温泉が良かったです。名勝では福井の神宮寺(東大寺 二月堂へのお水送りの寺)、滋賀の石塔寺(阿育王の仏舎利塔)が良かったです。
 “代わり”があって“代わり”のないのが人生。愛する人愛してくれる人がいる限り自分の“代わり”はどこにもない。こんな言葉がどこかのコラムに載っていました。大切な人生、有意義に送りたいものです。