東海科学機器協会の会報

No.313 2006 冬号

[ 会員だより ] 趣味は楽しく無理せずに

(株)カーク 伊藤 善章


13_017 私は総務部所属でもちろん内勤です。学生時代はテニス漬けの毎日で身体を動かすのが大好きでした。しかしどういうことか今ではパソコンとにらみあっている毎日です。身体を動かすのは銀行へ出かけるときとお昼を食べに行くときぐらいです。休日はもちろんゴロ寝です。こんな運動不足の日々が数年前まで続いていました。気が付くとあんなにスリムだった身体も見るも無残な体型に大変身です。
 5年前、このままではいけないとテニスを再開することにしました。学生時代を思い出しテニスコートを走り回っていました。まだまだ出来ると調子に乗っていたところ事件がおきました。試合でサーブを打ったそのとき「パーン!」とゴムが引き裂かれたような音がしたのと同時にコートに倒れていました。アキレス腱断裂・・・。重くなりすぎた身体と永年の運動不足からアキレス腱が悲鳴をあげたようです。
 2年前、術後だいぶよくなっていたこともあり再チャレンジしてみることにしました。しかし今度はまずダイエットして体重を落とすことから始めることにしました。またテニスをしたいという強い気持ちがあったからでしょうか?あっという間に10キロのダイエットに成功です。さっそく仲間を集めてテニスをしていたのですが、いざ始めてみるとメンバーの予定が合わないことやテニスコートの予約にも苦労していました。そんなころ学生時代の仲間が「スクールに行っているけど一緒にやらない?」と誘ってくれました。テニススクールっていいですね。毎週かならずテニスが出来るし、やはりお金を払っているので嫌でもがんばれます。おかげでほぼ休み無く続けることが出来ました。最初はかなりハードでついて行くのがやっとでしたが慣れてくるとコーチを打ち負かす喜びも味わえるようになっていました。現在は日曜日にテニススクールへ通っているのですがONとOFFの切り換えになっているようで1週間をリズム良く過ごせています。これからも無理せず楽しく怪我をしないように続けていきたいと思います。
 最後にテニス豆知識をひとつご紹介します。 テニスでポイントの数え方は0ポイント:ラブ(0:Love) 1ポイント:フィフティーン(15)2ポイント:サーティ(30) 3ポイント:フォーティ(40)そしてゲームです。この数え方は時計の文字盤を4分割したものとイメージしていただければ分かりやすいのですが、それですと「なぜフォーティーファイブ(45)じゃなくてフォーティ(40)なの?」と疑問が浮かびます。これは結構簡単な理由で、「長くて言いにくいからファイブを省略した」というだけで、本来はフォーティーファイブの方が正しいようです。
 あと、0はなぜラブなの?という疑問も浮かびます。これは、諸説あるようなのですが、最も有力なのは「0が卵の形に似ているので、フランス語で l’oeuf(レフ)と呼ぶようになり、それを英語のLove(ラブ)と聞き違えて広まった」という説です。 “代わり”があって“代わり”のないのが人生。愛する人愛してくれる人がいる限り自分の“代わり”はどこにもない。こんな言葉がどこかのコラムに載っていました。大切な人生、有意義に送りたいものです。