東海科学機器協会の会報

No.289 2002 新年号

今年のTKKは・・・

東海科学機器協会 理事 各務隆弘(朝日テクニグラス株式会社)


 2002年の幕開けです。
 TKK会員の皆様には、あけましておめでとう存じます。
 今年もまた新年を迎えるについては、期待やら夢やら目標やらを胸に秘め、すでにスタートを切られている事と思います。TKKでは、今年に照準を合わせ「事業改革委員会」が胎動を始めています。従来、TKK行事は様々な企画が繰り返し遂行されてきていますが、このたび委員会の設置で「会員の生の声を拝聴」する事を起点として企画の見直しを進めていく事となりました。
 ご承知のように、百余社の会員数のうち半数以上が支店、営業所であり、在名各社にメーカーが少ないという特質を持っています。これは地方都市の典型であり、この事も念頭におかねばなりません。このため、東西のように海外交流をはじめグローバルな企画は無理な反面、より地域に密着したTKKならではの企画も多数実施されてきています。
 また、企画の対象も社員さん向けと事業主・責任者向けの異なる両面をバランス良く具備しなくてはなりません。とりわけボウリング大会などは、昨年度実績では会場の1フロアー貸切の40レーンで実施が出来ました事は、会員会社の社員さんに大いに楽しんでいただけた証左ではないでしょうか。若年社員さんが多数を占める大会参加者に、TKKそのものや各社を背負う大きな期待に満ちたパワーの集まりを感じます。一方、秋の旅行についても毎回楽しみに出席いただく会員さんも多数おられます。
 TKK規約には「懇親」の項目もあり、同じ世界で仕事を営む仲間として必須で重要な事のように思います。さらに、「研鑽」の項目もありますが、今後この面での充実が期待されてもいいのではないでしょうか。企画内容や予算面で一定の制限があるとしても、現実的な可能性を求めながら、先ずは企画・実行していく事が大切でしょう。
 単独一社では出来ない事も、多数集まれば可能になる事があります。TKK単独より業際との合同によってさらに魅力が上がる企画も可能です。粉体・計量などと合体した最新科学機器展の開催は大きな成果を上げています。
 昨年末に会員の皆様にお願いしました「アンケート」の集計がまもなく始まります。貴重な皆様方のご意見の集約の結果、大勢の分析、企画への反映が少しでも皆様方の意に沿う形で答申されなければなりません。加えて、時期を選ばずご意見ご要望をお寄せいただければ、会員各社にとって会員の集う「サロン」ともなり、会員が研鑽する「道場」たりうるTKKとなる事が出来ます。
 どうか今後のTKKに期待をいただき、会員各社の一層のご協力をお願い申し上げる次第です。
 この一年、皆様の大いなる成長と共にTKKもさらに成長する年になりますよう、祈念してやみません。
8-14