東海科学機器協会の会報

No.289 2002 新年号

新年にあたり

東海科学機器協会 理事 後藤 聡(株式会社中央理化器製作所)


5-18 新年明けましておめでとうございます。
 21世紀が始まったと思ったらもう一年が過ぎ去ってしまいました。光陰矢の如しといいますが、昨年はいろいろありました。2月3日の大須観音の節分に還暦祝いのパレードが写真のようにあり、5月に娘を嫁に出し、6月に夫婦そろって入院し、11月に次男の結婚と全く忙しい一年でした。たまたま60歳になったので脳ドッグ検査を始めて受けてみようと思い検診を受けたのが幸いして、2、3要注意点が見つかりました。今後の健康維持に留意していきたいと思っていますが、今まで100%健康に自信を持っていましたが80%くらいになりましたかね。
 いずれにしても、益々複雑な社会状況になってきました最近、もっともっと体力が要る時代になっていくように感じますが、「……いかがしつらん、義経公は……」とへたな歌を口ずさんでいます。当協会も近々50周年を迎えますが、一口に50年といいましてもこれまでには、幾多の諸先輩の積み重ねがあったものと思われます。
 50年も機能してきた組織をこれからも続けていくためには日々、小さな努力の積み重ねと調和が必要であろうと思います。摺りへった歯車を補修しながら大事に大事に保っていくのは、まさに自分の体と同じだなと感じる今日、時には油(酒)をさしたり、音(声)を発したりしながら、アナログ生まれの61歳もがんばってゆきたいと思います。
 どうか会員の皆様も健康に留意され、2002年を元気に走れるよう祈っています。
 “アナログもデジタルに負けじと補修し デジアナぐらいになろうかや”

5-23