東海科学機器協会の会報

No.319 2008 新年号

新年を迎えて

東海科学機器協会監事
小川 立志(株式会社 日立ハイテクノロジーズ)


13_012
 新年あけましておめでとうございます。
本年も皆様にとって明るい豊かな年である事を心からお祈り申し上げます。

さて今年の干支は「子」です。今まで漠然と子年はねずみ年と思い、また十二支と干支をほとんど同意語と捕らえて疑問をもたずいましたが、今回の挨拶文を練るうちに干支とは十二支とは何?と思い調べて見ました。意外と知られていないと思い挨拶がわりに書き綴ってみました。

1. 2008年は子(ね・ねずみ)年ですが「干支は子・ねずみ」というのは正しくありません。「干支(えと)」とは十干と十二支の組み合わせで60種類ありこれが一回りして還暦となります。

☆2008年は「干支」で正しく云うと戊子(つちのえね・ぼし)と云い、60干支の1番目にあたります。でも今では干支(えと)とはネズミや牛の十二支と思うほうが話しが通じやすいのも事実です。

☆「壬申の乱」「戊辰戦争」など歴史上の大事件の呼び方に干支がよく使われています。甲子園球場の名称も竣工した1924年の「甲子(きのえね)」からきています。

まだまだ一杯「いわれや理由」がありますが「子」字は「ふえる」の意味で、種子のなかに新しい生命が芽生える様子を表しています。皆様にとって新しい芽生えが実りある一年となる事を祈りご挨拶とさせて頂きます。