東海科学機器協会の会報

No.319 2008 新年号

新しい十二支の始まりを迎えて

東海科学機器協会副理事長 
八神 基(株式会社ヤガミ)


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あけましておめでとうございます。
今年は十二支の子年、12年の歳月が巡って、また新しい十二支がここより始まる年です。年回りに感慨の深いものを感じ始めるようになるのは当方の歳のせいなのでしょうか。

また今年は、TKK創立55周年を迎える輝かしい年でもあります。

さて、昨年はTKKにとって嬉しいことは皆様のご助力により会員数の増加が叶い、110社となったことでした。一方悲しいことは副理事長職を務められていた小澤嚴さんを亡くしたことです。小澤さんとは30年近くに亘る付き合いを頂いていただけに訃報を聞いてからは茫然自失、今にも小澤さんが「お待たせ~ッ」と来るはずだが……なぜ?と、ふと未だ思ったりします。痛恨の極みでした。

今年はアメリカ・中国の経済減速が云われ、わが国経済の転換期と重なって、かなり際どい淵へ追い込まれそうな予想です。我々の科学機器業界でも個別企業ごとに、その取扱商品や顧客層により相当厳しい局面に嵌る場面が出てくると予想されます。まだまだTKKの当地区は恵まれているのが幸いであると存じます。

どんな業界にあっても50年に亘りトップシェアを維持した企業は未だかって存在しません。会社は慢心と倣岸、これは少し調子がよくなると擡げてくる人のサガ、さもなくば放漫経営、これで大体ダメになる。とりわけ科学機器業界は派手に一発などとは無縁の業界。近道は怠け道だ、地道にコツコツ、これしかありません。

さて、TKK創立55周年の式典およびパーティーは5月13日(火)に名古屋観光ホテルにての開催を予定しています。併せて当日に開催されますTKKの定時総会にて役員の改選が行われます。選挙方法が二期前から変更になっています。総会開催の案内時には送付されますが、新たに役員候補者に相応しい方を推挙くださるようお願い申し上げます。TKK現役員の平均年齢も上がってまいりました。恰も今年は、若くて活きのいい方が今後のTKKを担って行くに相応しい十二支の最初の年であります。